2016年12月18日

12月度「癒しの園芸講座」開催〜その1

 本格的な寒さがやってきました。12月も半ばが過ぎてあっという間にカウントダウン。受講生さんたちもお忙しいのか、16名の方が欠席されました。(受講生16名、スタッフ16名で対応いたしました。)

 講演(1)は「知的障がい者施設と地域社会との交流」で、ワークセンター・ぽけっとの重見施設長からお話をお聞きしました。阪南市にある同施設の概要、障がい者の種類、活動内容について紹介していただきました。内職作業、施設外就労もあり、さまざまな活動を頑張っておられます。職員さんに伝えているのは、全てを受け入れて、いつも笑顔を忘れないこと、特にほめることが大切で「まずは自分がやってみる。言って聞かせる。もう一度やらせててみる。そしてほめる。」ということでした。また、障がいのある方と関わるための心構えとして、具体的な援助方法も教えていただきました。最後はゲーム形式でコミュニケーションの取り方を体験しました。

 園芸実習は落ち葉の堆肥作りです。事前に講座会室で、大泉緑地で拾った落葉広葉樹のクヌギやコナラ、ケヤキの落ち葉を見ていただきました。クヌギ林に行き、事前にスタッフが数ヶ所に集めておいた落ち葉を一人ずつ袋に詰め込んで、堆肥作りのピットへ運んでもらいました。ピットへ移動してスタッフの吉村隆さんから落ち葉堆肥作りの説明がありました。どのような落ち葉が良いか、どのようにできていくのか、落ち葉の上に米ぬか、発酵させるための促進剤を使い、シートを被せて温度を保っていることなどをお聞きしました。

 そして、実習花壇に移動し、春花の苗の植え付けをしていただきました。9月の実習で播種し、10月にポット上げしたビオラなどです。スタッフの説明を受けてから班ごとに分かれ、レイアウトのアドバイスを受けながら植えつけます。まだまだ小さな苗たちですが、元気に育ち、ビオラは一輪だけ花をつけていました。(大川内美恵子 写真提供も)

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講演:「知的障がい者施設と地域社会との交流」
ワークセンターぽけっと・重見施設長

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ゲーム形式でコミュニケーションの取り方を学ぶ

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左手の中指を動かしてください〜と言われても・・・難しい!

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クヌギやコナラなどの落ち葉

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落ち葉の堆肥作りの説明:吉村隆さん

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集めているうちに寒さも忘れて

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集めた落ち葉の上に米ぬかなどを混ぜます。

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実習:花苗の植え付け

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スタッフからレイアウトなど植えつけの説明

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こんな感じかしら?

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植えつけます

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水やりも慣れましたね

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2016年11月28日

11月度「癒しの園芸講座」開催〜その2

 午後から、受講生の皆さんはタクシーで分乗して「ハートピア堺」に移動していただきました。

 手洗い、うがいをしていただいて、今回の会場となる4階に苗や資材などを搬入。皆さんに手分けして準備も手伝っていただき、ペアリングを待つばかりとなりました。まだこの状態でも緊張されておられる方も見かけられましたが、いよいよ2時から1対1の寄せ植え実習です。スタッフの方が入居者さんをお席まで連れて来られて、実習がスタートしました。緊張気味だった受講生さんも、午前中の講演で学んだポイントを思い出しながらスムーズに支援されていました。あちらこちらから楽しそうにお喋りする声や笑い声まで聞こえてきます。会場内は打ち解けたようなほんわかムードに。何より一生懸命サポートしようとする皆さんの気持ちが通じたのか、それを気持ちよく受け入れてくださっているのが入居者さんの表情から伺えました。できあがった作品はひとまずベランダの方に置いていただきました。ラベルにご自分の名前が書いてあるのを見て、大満足のご様子でした。

 最後にスタッの方が施設内を案内してくださいました。屋上にあるレイズドベッドに「こうして座って植えると楽ですね」と、実際に座られて確認される方もいらっしゃいました。入浴施設なども見学させていただいて、往年のスターの写真を飾ることや、懐かしい水屋などを置くことで、できるだけ殺風景な雰囲気にならないよう配慮されているとのことでした。

 施設の方に見送られて「ハートピア堺」を後にし、最寄りの南海本線・七道駅までスタッフが引率して、解散いたしました。(大川内美恵子 写真提供も)

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準備も手分けして手際よく。

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準備完了!あとはペアリング。

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私がサポートしますからね。

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一生懸命さは伝わりますね。

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楽しそうですね!

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できあがった作品。

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屋上に案内していただきました。

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入浴施設も見せていただきました。

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懐かしい水屋や公衆電話もありました。

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2016年11月27日

11月度「癒しの園芸講座」開催〜その1

 紅葉の見頃だというニュースも流れている中、あいにく前日からの雨が降り続いていました。今回は大泉緑地を離れて、堺市総合福祉会館での講演です。

 講演(1)はハートピア堺・梅川聖子さんの「高齢者施設の概要と園芸活動」でした。まず、特別養護老人ホーム・ハートピア堺の紹介をしていただき、特養とはどういった施設なのか、介護度の分類など、基本的なことも含めてお話してくださいました。なかなか外に出られない入居者さんたちに季節を感じていただくこともとても大事に考えておられ、同施設では、お花見や納涼祭り、運動会、バザーなど、季節に応じていろいろな行事を企画し、入居者のご家族にも来ていただいて、一緒に楽しんでもらっているとのことです。また、これらの行事以外にも、外食やお買い物を楽しんだりするなど、日々の中での楽しみづくりに加え、口腔ケアを強化することで肺炎防止につながっていること、機能訓練によって介護度が低くなったことなど、施設でのさまざまな取り組みについても話していただきました。

 同施設での園芸導入のきっかけは癒しの園芸の会との出会いがあったからとのことで、屋上花壇、菜園の設置で花や緑を見て、入所されている方たちの表情が和らぎ、会話が弾むなどの効果があり、そこからスタッフの意識も変化してきたそうです。介護の仕事は精神的にも肉体的にも大変なことも多いが、花の水やりや収穫の作業を入居者と一緒にすることで、自分たちもまた癒されているということに気づいたからと締めくくられました。

 講演(2)は「高齢者施設における対人援助」で、山中尚子さんから高齢者に対する援助方法について説明がありました。今回の材料はミニハボタン、ビオラ、ストックの3種類です(花苗は岡部佳子さんに用意していただきました)。色も華やかで、ストックからはほんのりいい香りがしています。お正月に飾るハボタンはお年寄りにはおなじみの植物で、季節感や昔の記憶にも結びつきやすく、こういった点も高齢者を対象に植物を選ぶ時のポイントになります。また、対象者の世代からすると、ビオラは「三色スミレ」と言った方が理解していただきやすい人もいるということでした。「ハートピア堺」で実習する寄せ植えプログラムについては、目的はきれいな作品を作ることではなく、花は手段の一つであり、ご本人にいかに満足感や達成感を持っていただくかの方が大切だという点を強調されました。挨拶から始まり、ゆっくり、はっきり話すこと、あくまでもご本人のペースで進めていただくことなどに続き、フェイススケール(にこにこ評価表)の説明、異食された場合の対処等の注意もありました。(大川内美恵子 写真提供も)

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講演(1):「高齢者施設の概要と園芸活動」ハートピア堺・梅川聖子さん

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講演(2):「高齢者施設における対人援助」山中尚子さん

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