2017年03月02日

2月度「癒しの園芸講座」開催~その1

 雨が降ると寒くなるという予報でしたが、2月18日も寒い一日でした。お休みの方も多く、受講生18名、スタッフ17名で、2月度癒しの園芸講座を開催いたしました。

 最初の講演は山中尚子さんの園芸ミニ講座の最終「病害虫と薬剤について」で、基本的なお話をしていただきました。病害虫の種類、防除、薬剤の種類と特徴について、また使用する際の注意などを説明していただきました。何の病気?どんな虫?を特定することが大事で、これはすべてに効くオールマイティな薬はないからだそうです。その前に、まずは予防に努めること、適切な栽培管理で丈夫な株に育てること、苗を購入する際から、病気にかかっていないかなど、よく見て良い植物を選ぶことや清潔な土を使う事、道具類も清潔にしておくことなど細かく注意点を教えていただきました。日頃からこまめに観察し、被害を最小限に抑えることも大切だと話されました。

 山中尚子さんが続いて「年間園芸プログラム」の講演をしてくださいました。園芸作業の年間計画やプログラム作りについてです。年間プログラムの立て方については、一・二年草/多年草/宿根草/球根類の特徴、日陰でも育てやすい植物などについて説明されました。センニチコウを例に、タネから栽培し、花を楽しみ、ドライフラワーにして活用するまでの一連の流れと、色々なクラフトプログラムに対応する計画の立て方も紹介いただきました。花壇管理における最低限の年2回のローテーションをベースにした植栽計画のポイントも教えていただきました。一番のポイントは花壇づくりの目的を明確にすること、記録をつける、テーマを決める、環境に適合した植物選びなど、そしてすべてにおいて無理をしないように心がけましょうということでした。

 その後、昼食までの30分の時間を頂いて、開催中の「癒しの園芸展」の会場に皆で行きました。自分たちの作品を含めた展示品を見ていただくとともに、障がい者が園芸作業しやすい補助具についても説明を受けました。きれいにレイアウトされたご自分の作品に「晴れがましいわー」と嬉しそうにされていらっしゃる方もおられました。(大川内美恵子 写真提供も)


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2017年01月22日

1月度「癒しの園芸講座」開催

 大寒から節分までの寒さが一番厳しいと言われますが、1月21日(土)も冷え込んで、風花がちらちらと舞っていました。講座室の窓から見えるユリカモメの白い姿も寒そうです。

 最初は「精神障がい者への理解」で、NPO法人ソーシャルハウスさかい『出前はぁと』さんの講演でした。『出前はぁと』は精神障がい者の理解を深めるための当事者講師派遣事業で、今回は近島勇さんと桜井さんのお二人にご自身の体験談をお話ししていただきました。桜井さんは仕事への責任感から頑張りすぎてうつ病を発症。体までダメージを受けたそうです。この病気にならない方が良いと思うが、なっていないと出会えなかった人たちとの出会いがあって、今は仕事をやめて作業所に通えることが生きがいになっていると話されました。近島さんは、51歳の時に初診を受けてから統合失調症と診断されるまでの苦悩、薬を飲むようになって出てきた副作用のお話をしてくださいました。さらに、ようやく自分が病気だと認識できたことで、病気ならば直さなければと思い、体調管理ができるようになったそうです。当事者が当事者を支える(ピアサポート)ことで、お二人とも「病気になったことはマイナスだが、病気をしたことが体験になって、今は安定した気持ちで精神障がい者の代弁をする活動を心の拠りどころにしている」と話されました。実感のこもったお話に受講生さん達も胸を打たれた様子で聞き入っておられました。犯罪に結びついた事件についての質問もありましたが、差別をあおるようなマスコミの報道は疑問だと答えておられました。

 講演2は寺田考重さんの「人と植物のきずなⅡ」でした。6月の「思い出の花」では私たちが園芸福祉の活動において、どの植物を使うかを考える際、日本人の持つ植物感は役に立つというお話でした。今回は、園芸福祉でよく使われている植物について、草と木の違い(バナナは木ですか?竹は草ですか?等の質問)や特色、癒し効果などをわかりやすく説明していただきました。続いて、画像で車椅子の作業に適したレイズドベッドの紹介をしていただきました。

 実習は12月にお出しした課題「クラフトプログラムの実践」で、受講生さんたちにご考案いただいたクラフトのプログラム発表です。皆さん創意工夫された作品を持ってこられました。
 まずペアになった人と交互に指導し合い、それぞれのプログラムを体験してもらいました。対象者や人の集中力の目安とされる15分で作品が完成するようにという条件も付いています。一番最後にご自分の作品のポイントやどんな方を対象者とされているかなどをお一人ずつ説明していただきました。

 皆さんの作品は、2月15日(水)~27日(月)に、大泉緑地・花と緑の相談所で開催される「癒しの園芸展」で展示されます。

 今日の受講生出席17名、スタッフ16名でした。(大川内美恵子 写真提供も)

出前はあと:近島勇さん

精神障がい者の代弁をする活動が生きがいです。

近島さんは詩人としても活動。同人誌「RIVIERE」

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詩やエッセイを発表

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講演「人と植物のきずなⅡ」寺田考重さん

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園芸福祉を楽しんでもらうためのツールとは

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レイズドベッドの紹介

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「プログラム作りの実践」

ペアになった人と交互に指導して、クラフトの体験

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教えあうのも楽しい!

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きれいな作品になりそう!

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いろいろ考えてますね

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交代で作った作品

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作品のポイントを話していただきました

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ここがかわいいでしょ!

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それぞれに創意工夫された、楽しい作品ばかり

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2016年12月18日

12月度「癒しの園芸講座」開催~その2

 午後からは、まずインフォメーションで、課題「プログラム作りの実践」の内容について山中さんから説明していただきました。受講生さんご自身にクラフトプログラムを1つ考案していただき、見本とその材料を用意してもらって、1月の講座日にペアを組んだ相手に作ってもらうというものです。見本作品は来年2月に大泉緑地・花とみどりの相談所で開催される「癒しの園芸展」で展示させていただきます。

 講演(2)は井田和子さんの「時代と共に変化する年中行事」でした。先に向かいの相談所で「クリスマスファンタジーの飾りつけを見ましょう」と言われて、皆で見に行きました。松ぼっくりで作られたツリーやいろいろなリースはどれも素敵な飾りつけで楽しいものでした。戻ってから、ツリーになぜ常緑樹が使われているのか、いつごろからその風習が始まったのかなどクリスマスにまつわるお話を聞きました。

 続いて年中行事のお話もしていただきました。冬至、お正月、七草粥を食べる風習から春の七草までです。冬至はカボチャを食べて、柚子湯に入るのは古くから慣れ親しんできた習わしであること、一年の最大の行事であるお正月は、新しい年の守り神である歳神様をお迎えするもので、大切に祝われ、食事をするための「おせち料理」を作る意味もお話しいただきました。

 最後は室内園芸実習、クリスマスのクラフトですが、その前に、ティータイムを取り、ぽけっとさんのマドレーヌを頂きながら、先月のハートピア堺での訪問園芸のふりかえりをしていただきました。「皆さん最初は緊張されていたようでしたが、相手の方が来られると、比較的スムーズにお話しされていたように思います。全体的にはとてもよい雰囲気で良かったと思います。」と評価していただきました。受講生さんからは「障がいの程度がわからなくて戸惑った」「対応が難しかった」という意見もありました。

 実習では、大きな松ぼっくり(シェラコーン/ジェフリー松)をツリーに見立てて、飾り付けました。岡部佳子さんがあらかじめ見本を作ってくださって、手順の説明をしてくださいました。モールで星やステッキを作ったり、青いボンボン、雪のような白いコットン、それに皆さんが以前の実習で作った千日紅のドライフラワーなども使用します。皆さん夢中で作業されていました。楽しい雰囲気の中、12月の講座も無事に終わりました。(大川内美恵子 写真提供も)

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課題:「プログラム作りについての説明」山中尚子さん

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花と緑の相談所「クリスマスファンタジー」のディスプレーを見学

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講演:「時代と共に変化する年中行事」井田和子さん

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ぽけっとさん特製のマドレーヌを頂きながら訪問園芸実習のふりかえり

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大きな松ぼっくりやわー

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いろいろとイメージが湧いてくるようです

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ホワイトクリスマスのイメージかな?

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これも写してください!

posted by 癒しの園芸の会 at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 会の活動記録 | 更新情報をチェックする