講演の前に、岡本代表が葛の葉のしおり作りを皆さんに楽しんでいただこうと葛の葉の押し花やラミネーターなどの材料や道具をお持ちくださいました。フィルムの間に葛の葉を挟んでラミネーターに入れるだけですが、「葛の葉にはいろいろな形があります。ぐー・ちょき・ぱーの形を探してくださいね!あとでじゃんけん大会をします!」という指示で、持ち寄った葉を探してそれぞれに作り始めました。
葛の葉のしおり
岡本代表の説明 「じゃんけん大会しますよ!」
1班はみんなで持ち寄って。
2班は余裕で。「もうできたわ。」
3班も仲良く。
園芸ミニ講座は山中尚子さんで、今回はまとめて3つのテーマの解説です。
「鉢の種類」いろいろな鉢の紹介。
おしゃれなテラコッタや栽培用の駄温鉢など、鉢の種類や選び方について。
「植物の名前、自生地環境と植物の特性」
植物の名前、分類方法、自生地環境とその特性についてお話しいただきました。その植物のプロフィールを知ることが栽培上手の第一歩になります。
「肥料について」
肥料の成分と役割や種類・施肥方法についてわかりやすくお話しいただきました。
お昼休み:皆さんで!
展示中の「秋の七草展」を見学
今回も寺内裕子さんが来られ、「ボランティアと健康寿命~心の安定」というテーマでお話してくださいました。社会的な責任がなくなってくると、「食べる」「寝る」「排泄する」といった日常のサイクルが崩れてくるケースがあり、その人の「生きがい」につながる、社会的参加と言える軽い義務感があった方が良いとのことでした。また、心にストレスを抱えずに過ごすには、人生の1/3は「運」、1/3は「親からもらった要素(遺伝など)」、1/3は「バランスのよい暮らし方」と捉え、楽しく生活するようにと教えていただきました。
この後も講演が続きました。
講演:「花とボランティア」―ボランティアの心得(山中尚子)
ボランティアの定義、意味、活動の原則や、魅力、更にボランティア活動継続に必要と思われる事項を簡潔にまとめていただきました。
講演:「秋の七草」(井田和子)
秋の七草並びにこの時期の代表的な花をスライドで紹介。秋の七草の由来や色々な行事、秋の七草の花に関する説明をいただきました。途中、花と緑の相談所で展示されている「秋の七草展」を見に行き、寺田孝重さんからも説明を受けました。「春の七草」は七草粥として食べるので、その種類も覚えている人が多いが、「秋の七草は」観賞用、薬用植物。「ススキ」はすくすくとお米が育つようにという意味でお月見のお供えになったというお話や、「オミナエシ」「萩」「ナデシコ」「葛」「キキョウ」「フジバカマ」についてもそれぞれの由来や文化にも触れて楽しくお話しいただきました。講習室に戻って、今度は皆で「私たちの秋の七草」を選ぶこととなり、選考の結果、今年度はコスモス、ススキ、ヒガンバナ、野菊、ムラサキシキブ、キキョウ、ナデシコが選ばれました。(大川内美恵子 写真提供も)