2016年05月22日

5月度「癒しの園芸講座」開催~その2

 午後からは津田佳子さんの講演「みどりの可能性」と「みんなにやさしい花壇作りと道具の工夫」でした。ご自身が大学時代に引きこもりをされた体験から、立ち直るきっかけとなった植物の力、癒し効果などをお話しいただきました。園芸を通して少しずつ回復、社会復帰していったというお話に皆さん静かに聞き入っておられました。

 二十数年前、引きこもり続けていたある時、ずっと閉め切っていた自室のカーテンの隙間から何気なく外を覗いてみると、庭に生えていたヤマノイモが目にとまり、そのムカゴをなぜか急に「食べたい」と思ったこと、発芽していたアケビの幼芽を「このままじゃ死んじゃう、助けなきゃ!」と思ったことが外に踏み出す一歩となり、植物が自分を助けてくれたこと、苦しんだ自分と同じように助けてあげれるのなら、私も生きる意味があるかもしれないと園芸療法を勉強しようと思って立ち直ったこと、樹木医になったのも、病気や弱った木を助けられるかもしれないと考えたからだと話されました。

 少し休憩の後、続いてアメリカ、イギリスなどの海外の写真を見ながら、障がい者や高齢者が作業しやすい花壇環境、いろいろな人に配慮した自助具、レイズドベッドなどのお話をしていただきました。園芸大国といわれるイギリスでは60%の人が園芸を趣味にされているのに比べ、日本は20%にすぎないが、植物をそばに置き、少しでもよいので自然と触れ合い、自然から学ぶこと、自然から教えてもらうことが大事なことだと話されました。そして「植物で何ができるかを考えること、植物を介して出会う人に心を注ぐことで、きっと何かお返しが来るでしょう。自分にとっての癒しになることがご褒美なのですよ。」と締めくくられました。

 本日の受講生27名、スタッフ16名で対応しました。(大川内美恵子 写真提供も)

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講演:「みどりの可能性」と「みんなにやさしい花壇作りと道具の工夫」

津田佳子さん

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いろいろな国のレイズドベッドを紹介。

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5月度「癒しの園芸講座」開催~その1

 第2回講座は少し汗ばむような陽気のお天気になりました。講習会室に入ってこられる受講生さんももう半袖の夏服です。先月はまだ緊張気味にされていた受講生さんも笑顔で会話されていて、少し打ち解けてきたような雰囲気に感じられました。

 本日のトップは山中尚子さんの課題提出「ミニトマトのコンテナ栽培」です。ミニトマトのポット苗をお一人に1つお渡しして、持ち帰った苗を栽培、その生育レポートを8月に提出していただきます。スタッフの岡部さんが今回用意して下さったのは実生苗の‘甘っ子’という品種だそうです。受講生さんの半数近くの方が初めてミニトマトを育てられるということで、山中さんが細かく育成方法や注意点を指導されました。それでも中にはまだ不安そうにしておられる方もいらっしゃいましたが、「たくさんの実を成らすのが主目的ではなく、2ヶ月間トマトと向き合っていただいて、まずは収穫する喜びを味わってください」と話されました。

 園芸ミニ講座(2)は土壌についてで、良い土とは/土の構造/主な用土の種類と特徴を説明していただきました。質問も多く、土の値段やハンギング用の軽い土はいかがかというように皆さんも関心が高いようでした。

 実習花壇に移動して、園芸実習を行いました。

(1)ポット上げ
4月の実習で播種したマリーゴールドは順調に育っていました。スタッフが準備していた培養土入りのポット(赤玉土中粒3:腐葉土1:ピートモス1)に一株ずつ丁寧にポット上げをしていただきました。この後、6月に花壇に植え付け、8月に草木染に使用します。

(2)押し花づくり
「はないずみの庭」で皆さんにパンジー、ヤグルマギク、ワスレナグサ、カルフォニアポピー、ニゲラなどの花や葉を自由に摘んでいただき、それを段ボール、新聞紙、キッチンペーパーでサンドイッチにしてゴムバンドでとめた“押し花キット”を使って押し花を作っていただきました。6月講座のクラフト作品作りで使用します。姫コバンソウなどの雑草も「普段は見向きもしないのにねぇ」と楽しそうに話されながら押されていました。(大川内美恵子:写真提供も)

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課題提出「ミニトマトの栽培」:山中尚子さん

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持ち帰っていただくミニトマトの育成方法を説明。

「楽しんで育てて、収穫してくださいね。」

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園芸ミニ講座②「土の基本」

良い土とは、用土の種類と特徴などを説明。

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園芸実習:押し花づくり

まだきれいに咲いているので、切るのがためらわれて・・・。

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ヘデラの小さな葉もかわいいですよ。

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押し花キットの見本。

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皆さん笑顔になって楽しそう。

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集中されてます!

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来月どんな作品にしようかと構想を練りながら・・・。

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園芸実習:ポット上げ

4月に播種したマリーゴールドは発芽して、本葉も立派になりました!

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そっと抜き取ります。

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培養土が入ったポットに穴をあけて。

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植えつけていきます。

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丁寧な作業ですね!

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完成!

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底面灌水させておきます。来月定植します。

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2016年05月20日

はないずみの庭より~5月上旬から中旬の花壇と作業の様子(その2)

作業の様子
 スタッフは4月29日の講習会「春の草花でブーケづくり」が終わり、ホッとする間もなく除草、花がら摘み、講座実習「播種苗のポット上げ」の準備に忙しいです。
 急に暑くなり、高齢者が多いので、こまめに水分補給し、熱中症対策をしながら、花に癒され、作業を進めています。(吉村隆 写真提供も)

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清掃
気持ちよく花壇を見ていただくため朝一番の作業です。


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清掃
この時期常緑樹の落葉があります。




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ゴールドクレスト(ヒノキ科)の剪定作業





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カモミール(キク科)の花摘み
乾燥しハーブティーにします。





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除草
腰を曲げての作業、つらくて根気のいる作業です。




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パンパスグラス(イネ科)の移動
みんなで知恵を出し合って移動させました。





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花壇(東の端部)の改修と土壌改良








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