2017年09月17日

9月度「癒しのの園芸講座」開催

 9月16日は大型台風18号の接近に伴い、朝から雨が降り出しました。風も強まってきたため、午後から予定していた実習は取りやめとの連絡が圃場のスタッフから入り、今回はゆっくりと座学の一日となりました。

 講演の前に、岡本代表が葛の葉のしおり作りを皆さんに楽しんでいただこうと葛の葉の押し花やラミネーターなどの材料や道具をお持ちくださいました。フィルムの間に葛の葉を挟んでラミネーターに入れるだけですが、「葛の葉にはいろいろな形があります。ぐー・ちょき・ぱーの形を探してくださいね!あとでじゃんけん大会をします!」という指示で、持ち寄った葉を探してそれぞれに作り始めました。

葛の葉のしおり
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岡本代表の説明 「じゃんけん大会しますよ!」
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1班はみんなで持ち寄って。
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2班は余裕で。「もうできたわ。」
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3班も仲良く。
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 園芸ミニ講座は山中尚子さんで、今回はまとめて3つのテーマの解説です。

「鉢の種類」いろいろな鉢の紹介。
   おしゃれなテラコッタや栽培用の駄温鉢など、鉢の種類や選び方について。

「植物の名前、自生地環境と植物の特性」
   植物の名前、分類方法、自生地環境とその特性についてお話しいただきました。その植物のプロフィールを知ることが栽培上手の第一歩になります。

「肥料について」
   肥料の成分と役割や種類・施肥方法についてわかりやすくお話しいただきました。

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お昼休み:皆さんで!

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展示中の「秋の七草展」を見学

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 今回も寺内裕子さんが来られ、「ボランティアと健康寿命~心の安定」というテーマでお話してくださいました。社会的な責任がなくなってくると、「食べる」「寝る」「排泄する」といった日常のサイクルが崩れてくるケースがあり、その人の「生きがい」につながる、社会的参加と言える軽い義務感があった方が良いとのことでした。また、心にストレスを抱えずに過ごすには、人生の1/3は「運」、1/3は「親からもらった要素(遺伝など)」、1/3は「バランスのよい暮らし方」と捉え、楽しく生活するようにと教えていただきました。


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 この後も講演が続きました。

講演:「花とボランティア」―ボランティアの心得(山中尚子)
ボランティアの定義、意味、活動の原則や、魅力、更にボランティア活動継続に必要と思われる事項を簡潔にまとめていただきました。

講演:「秋の七草」(井田和子)
秋の七草並びにこの時期の代表的な花をスライドで紹介。秋の七草の由来や色々な行事、秋の七草の花に関する説明をいただきました。途中、花と緑の相談所で展示されている「秋の七草展」を見に行き、寺田孝重さんからも説明を受けました。「春の七草」は七草粥として食べるので、その種類も覚えている人が多いが、「秋の七草は」観賞用、薬用植物。「ススキ」はすくすくとお米が育つようにという意味でお月見のお供えになったというお話や、「オミナエシ」「萩」「ナデシコ」「葛」「キキョウ」「フジバカマ」についてもそれぞれの由来や文化にも触れて楽しくお話しいただきました。講習室に戻って、今度は皆で「私たちの秋の七草」を選ぶこととなり、選考の結果、今年度はコスモス、ススキ、ヒガンバナ、野菊、ムラサキシキブ、キキョウ、ナデシコが選ばれました。(大川内美恵子 写真提供も)


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2017年08月31日

8月度「癒しの園芸講座」開催

 8月も最終の土曜日ですが、今年は嫌になるくらいの暑さが続いています。今回はマリーゴールドを使った草木染めの実習をするため、受講生さんには朝一番に圃場で花びらを摘み取る作業をしていただきました。暑さの中、汗をかきながら皆さん元気に講座室に帰ってこられました。

 今月の大きなテーマは「人と植物とのかかわり」です。講演は井田和子さんの「救荒雑草について~飢えを救った雑草たち~」でした。救荒雑草という言葉を初めて聞いた方も多かったようです。先にスライドで、世界的に“飢え”を救う作物として重要な役割を果たしてきたジャガイモとサツマイモの説明がありました。平常はその恩恵を忘れがちな存在ですが、人類にとって貴重な作物であり、それがなぜ救荒植物になりえたかということを、今や日本では死語になりつつある“飢え”についての歴史もふまえながら説明いただきました。他の穀類との比較では、

 (1)太陽エネルギーの効率が高い。
 (2)雨が少なくても育ちやすい。
 (3)少ない肥料で栽培できる。

など、優れている点を挙げられました。サツマイモは昭和の初め生まれの方にとっては懐かしい食べ物ですが、親の代や90代以上の方たちは苦しい時代の象徴的な食べ物として見るのも嫌だという人もいることなどをサザエさん一家のマンガを例にしてお話をしてくださいました。

 さらに、農耕地では人類の活動に何らかの害を及ぼす雑草の中にも救荒植物といわれる植物があり、干ばつや水害のために凶作になった年に、飢えを凌ぐのに役立った雑草があるということ、これらも救荒植物であり、救荒作物とは凶作時にも生育、収穫しうる作物で、ヒエ、ソバ、サツマイモ、バレイショなどを言うそうです。

 ミニ講座ですが、寺内裕子さんの「ボランティア活動と健康寿命~私の場合」もますます楽しくなってきています。今回のテーマは「食を考える」で、食べ物の中でこれを食べれば良いというものはないそうです。バランスよく食べて、軽く体を動かす体操が良く、体を動かす園芸もよい運動になりますよと話されました。


講演:「救荒雑草について」井田和子さん
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~飢えを救った救荒作物~
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ミニ講座:健康寿命「食を考える」寺内裕子さん
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「筋力と骨が大事!」軽い運動をしましょう。
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 午後からは、4月に播種し、その後ポット上げを行い、はないずみの庭に定植したマリーゴールドを使った草木染体験です。この講座の大きな特徴でもある、種まきから始まり、最終的な収穫の喜びと利用まで、植物とのふれあいをすべての段階で体験していただくのが目的です。まず15分間布を水につけて付着した糊を取り除きますので、その間に大川内から「植物から色をもらう」ということで、草木染の基本、手順、媒染の説明をいたしました。
 次に、圃場にあるミーティングルームへ移動しました。染液はスタッフの方であらかじめ花びらだけを1時間半ほど煮出して作っておいていただきました。そこに15分間漬け込んで煮沸し、菜箸を動かしてムラができないようにして染めていきます。色どめは、ミョウバン(黄色)、木酢鉄(茶色)で行います。どちらの色にするのかは、事前に作品見本を見て決めていただきました。最後はどちらも水で洗って、乾かしました。
 暑い中、大変な作業で疲れましたが、素敵な色に仕上がりました。皆さんできあがったスカーフに満足されたご様子でさっそく首に巻かれていました。
 本日の受講生は13名、対応したスタッフは10名でした。(大川内美恵子 写真提供も)


草木染(マリーゴルド)の体験
まず摘み取り作業
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布の糊を外します
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煮詰めた染液
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一度漉します
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しっかり絞り出します
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いよいよ投入
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ゆっくりかき回します
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媒染:ミョウバンは黄色に。木酢酸鉄はカーキに。
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緊張しますね!
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いよいよ最終段階!きれいに発色
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待っている間も和やかに
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洗います
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できたわ!
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干します
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さっそく首に巻いてポーズ!
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2017年07月16日

7月度「癒しの園芸講座」開催~その2

 実習:視覚障がい者への対人援助「寄せ植え」体験
午後からは、二人一組のペアになり、片方が視覚障がい、他方がこれを支援する立場で寄せ植えをするという設定の実習でした。岡部佳子さん、井田和子さんのコンビによるデモンストレーションを見ていただきながら、これに大川内の補足説明を加えて、実際に支援実習を交代で行ってもらいました。プログラムの目的は、五感の刺激や達成感を持っていただくこと、苗の選び方、クロックポジションの活用、席を離れるときは必ず声をかけるなどの注意点を重点的に話しました。最後に今日の感想を各班長さんからお話しいただきました。

1班:はじめて障がい者の立場になって寄せ植えをしたが、不安だった。
2班:こんな寄せ植えをして面白いのかなぁと思ったが、土を触ると気持ちよかった。良い体験をしたと思った。
3班:サポートするときの言葉が難しかった。どのようにすれば楽しくやれるかを考えた。

                          大川内美恵子(写真提供も)


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岡部・井田ペアによるデモ

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まずはご挨拶。

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少し緊張気味?

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苗の手触りを確かめて。

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鉢の中に目印の線が入ってますよ!

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この線まで土をいれるのかな?

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これはセンニチコウですよ。先の方に赤い実が付いてます。説明は丁寧に。

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鉢、苗などはクロックポジションを意識して並べておきます。

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今日の感想を班を代表して話していただきました。
「デモを見て、イメージできた」

posted by 癒しの園芸の会 at 22:01| Comment(0) | 会の活動記録 | 更新情報をチェックする